【パチスロ終了】6号機ウルトラ試打会が中止!!展示できる機種はたった6機種だった…
6号機ウルトラ試打会が中止!?
2週間ほど前、このような記事を書きましたが、まさか本当に中止になるとは。。。
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中止理由は?
10月15日、日電協と回胴遊商が「パチスロサミット2018」の中止を全日遊連や日工組、メダル工業会等へ正式に通知。
中止理由は6号機の適合数が予想を下回った
としていますが、6号機も手探り状態であるのにどれだけ適合すると予想していたんでしょう?
まあ、それを見越して例年8月開催なのを11月開催にずらしたわけですが、10月から市場投入されるレベルの遅さで進んでいるにもかかわらず、よく3ヶ月程度で足りると思いましたね…見通しの甘さが目立ちます。
結局6号機ウルトラ試打会に展示できる機種は6機種のみだったそうで、そりゃ6機種だけではウルトラ試打会という仰々しい名称では開催できませんよね。。。
展示可能数が少ない理由は?
さて、この話を聞いて展示可能機種が6機種というところに引っかかる人も多少はいらっしゃるのではないでしょうか?
5月~実施されている保通協の型式試験では
9月までに
33型式が適合しているにも関わらず、なぜ6機種なのか?
理由は簡単で検定通過済みの縛りがあったからです。
行政指導で「検定通過済み=販売意思のある機種」しか展示・試打させてはいけないという指導があったようです。
【特集1】パチスロがリリースされるまでの最新裏事情 | P-Summa
パチスロがホールに導入されるまでには保通協の型式試験を通過後、導入されるホールのある各都道府県での検定申請に通過する必要があります。
なので、型式試験に合格していても検定申請をしていない機種というのは販売する意思がないとみなされます。
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適合機種を検定申請しない理由は?
じゃあ33型式も適合しているのに、6機種しか検定申請していないのはなぜ?
適合したなら検定に出せばいいのに?
と思われるかもしれませんが、そんなに簡単な話ではありません。
型式試験においては、新規性の高い技術を有したものについては「ダミー申請」というものが行われます。
ダミー申請とは「現行の規格(6号機の規格)に適合しているかどうか?を確認するために行われるもの」
で、試験内容が6号機に変わってすぐのためにこの「ダミー申請」がほとんどだったと思われます。
ダミー申請は上述の通り、規格に適合しているかの確認のためだけに行われるので、それが適合したからと行って販売しようという意思はないものとなります。
さらに、ダミー申請に通ったからといってメーカーは本命スペックをすぐ申請しません。
その前に「ダミースペック」というものを通してくるのが通例です。
ダミースペックとは
「ホール設置を目的とした予備のスペック」
で、こちらも本命スペックが通れば用済みとなります。
そうして、何度も試験を申請し、落ちたり合格したりを繰り返し、やっと通った本命スペックがホールに導入されるという流れになります。
本命スペック=第一志望
ダミースペック=すべり止め
ダミー申請=模擬試験
受験で例えるとこういった感じでしょうか。
パチスロの開発には莫大なお金がかかっているので、ダミースペック(すべり止め)でひとまず発売できるストックを持っておいて本命スペックに挑むというリスクマネジメントというんでしょうか?
そういう側面からダミーの申請が増えるというわけなんですね。
なので33型式通過しているといっても、その内訳は
S社のH(ダミー申請)
S社のH(ダミースペック)
D社のB(ダミー申請)
D社のB(ダミースペック)
U社のG(ダミー申請①)
U社のG(ダミー申請②)
U社のG(ダミースペック)
みたいな感じで同じ機種名が並んでいるだけで、実際のところ機種数にしてみると全然ない!!!っていう状況だと思います。
ちなみに、マイジャグラーⅢKDのように機種名のあとに意味不明なアルファベットがついているのは、試験申請時に同名での申請ができないので、後ろに記号をつけて区別しているというわけなんですね。
6号機の未来は…
純増5枚を引っ提げて登場した第一弾機種「HEY!鏡」はユーザーにそれなりに受け入れられ、ひとまず安心といったところで、
5号機初期の絶望に比べるとマシ!!という方もいますが、
有利区間2,400枚の制限がある以上、ハード面ではこれが限界という感じもします
こちらのコラムでもあげられているように、初期6号機の完成型といった表現をされている通り、今後しばらくは似たような機種ばかりになると思います。
しかし、
高ベース高純増機はホールにとっても客にとっても厳しい
ホールは利益を取りにくいので設定を使えないし、客は客で誤爆のない低設定には座ろうと思えない。
ハード面での試行錯誤がこれ以上難しい以上、メーカーはソフト面での試行錯誤を続けるしかありませんね。
そういった意味でも今後出てくる「戦コレ」や「チェンクロ」ではどのような見せ方をするのか期待したいところです。
同じ出玉性能でも見せ方が変われば、騙されてくれるユーザーもいくらかはいると思いますからね…
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