祇園祭、その裏ではパチ屋が延長営業でガッポリ儲けているけど…
さて、京都では今年もこの時期がやってきました!!
そうです、祇園祭です。
夏を告げる祭として古くは鎌倉時代から行われていたとされる祭で、全国から人が押し寄せるあの祭りです。
私は人ごみが大嫌いなので、二十数年来京都に住んでいて行ったのはたったの一度でしたが、山鉾巡行を見に行くもよし、屋台を楽しむもよし、伝統と格式高い(?)いいイベントだと思います。
さて、そんな大衆が楽しむ祭の裏で大儲けしてやがる奴らがいます。
YouTuber御用達、祭りのくじ屋!!
ではなく。。。
みんなの嫌われ者、パチンコ屋です
パチンコの延長営業というと、年末年始の三重オールナイト営業が有名ですが、ここ京都でもお盆や祇園祭の時期は午前1時までの延長営業が許されているのです!
↑三重オールナイト実践の模様
さすがに、三重のオールナイト営業のように他府県からパチンコを打つためだけに遠征してくるような人はいませんが、祇園祭のついでにちょっと打つか。と気軽に立ち寄る人は多いのではないでしょうか?
それが、罠なんです!!!
これは祇園祭がちょうど行われている四条界隈のパチンコ屋の広告です。
エンターテイメントオメガ寺町店
京一四条店
この2店舗に限らず、京都市内全域で深夜一時までの延長営業を行っている店舗がほとんどで、このようにいかにも普段とは違いまっせ!!!といった雰囲気を出して客を呼ぼうとしています。
ですが、その実は平常営業よりも数段悪い状況の回収営業。
営業時間も長いし、がっぽり搾り取れるだけ搾り取ってやろうという魂胆が見え見えです。三重オールナイトは設定状況は並以上(平常営業に毛が生えた程度)の店が探せばありますが、京都の延長営業にはまずそんなものはありません。
観光客からがっぽり搾り取って、祭が終わればさようなら
はっきり言って祭りのくじ屋とやってることがなんら変わりません。
こんな悪質な延長営業も徐々に規制される傾向に向かっていて、良い傾向だ!と思う一方でなくなったらなくなったで寂しい気もします。(こうして延長営業は出ないゾって煽ることもできなくなりますからね…)
そんな、きれいな祭の横でくじ屋やパチ屋が儲けてやろう!!と汚い手段を使って客を呼び込んでいる姿をみて思うところがあった。
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日本人の習性として臭いものに蓋をするというものがありますが、悪い物を全面的に排除してきれいなものだけを残そうとする。
はたしてそれが文化の正しいあり方でしょうか?
祭りにきれいなものだけを求めたら、ゴミのポイ捨てが増えるから、祭り価格でぼったくってるから、衛生上悪いからといって、屋台なんて全部消滅しちゃいますよね?
はたしてそれが祭りのあるべき姿といえるでしょうか?
ちょうど、パチンコ業界にも規制、規制の波が押し寄せていますが、これも臭いものに蓋をするという風習から来ているのだと思います。
オリンピックに向けて日本を浄化したいのか、国がカジノでがっぽりと稼ぎたいからなのか魂胆はなにかわかりませんが、躍起になってパチンコ業界をつぶそうとしているのもなんだかなあと思わせられます。
YouTuberのあの祭りくじの動画だって、こいつは客を騙してるから悪いとまるで祭りくじ屋は人間じゃねえといった勢いで弾劾している姿をみて、この臭いものに蓋をするという風習。ある程度は必要ですが、今はそれが行き過ぎているのではないかと思います。
日本はそんなに美しい国じゃない!!
交番の横にパチ屋があったって、祇園の高級料亭の横に風俗があったって、祭りの裏でくじ屋が儲けていたって、「おもしろい!!」と思えるくらいの心を持つことはできないんですかねえ。
昔はそれも全部ひっくるめて文化として認めていたんじゃないんでしょうか?いつから、こんな風になってしまったのかねえ。。。
美しい国、ニッポン!!!
そんなことを言ってる人があのザマですから、馬鹿げた話ですね。